こんにちは。あまいスイカ広報部です。
ふとした疑問の1つなのですが、皆さんはスイカの上と下、どちらが甘いと思いますか?
ここでいうスイカの上下は、ツルのある方が上、その反対側のへその部分が下だと仮定してみます。
普通のカットをしていれば、上下が含まれた切り分け方になるので、特に気にする必要もないかもしれませんが、スイカマニアとしては豆知識としてぜひ知っておきたいところです。
予備知識から言うと、スイカのもっとも甘いとされている部分は中心部分です。
しかし、あくまでも上下という概念にした場合には果たしてスイカはどちらが甘いのか?
これには、水分が90%と言われているスイカの性質にも秘密がありそうです。
スイカの上下はどっちが甘いのか?
さて、まずはスイカの果肉と特徴について、再度おさらいしてみましょう。
スイカの果肉は植物という見方をすると『胎座』という部分で出来ています。
植物でいう胎座の部分とは、いわゆる『種』を蓄える部分なのですが、スイカ以外でもピーマンやトマト、トウガラシなども同じような仲間なのですが、スイカ最大の特徴はこの部分(食べる部分)に大量の水分を蓄えているということです。
野生のスイカなどでも甘みはないものの、この胎座部分に大量の水分を含んでいます。
また、甘み成分である糖分を蓄える部分も同じくこの胎座部分であり、食べられる部分の中心が種を持っていることから一番中心から甘さが広がっているのです。
果肉の水分変動
スイカの特徴である水分が蓄えられている部分は、種と同居している胎座部分であることから『スイカの置き方によって水分が偏る』可能性が指摘されています。
実際に、スーパーなどで実演販売されているものは、2時間ほどで上下を反対にしながら水分を整えているんですよね。
筆者がスーパーの青果部で働いていた時には、上司にスイカの置き方について指導を受けた経験があります。
水分はどこにでも入り込み、自在に動くものですから置いている向きによっては、下側の方が甘くなるのかもしれません。
とは言え、、、、かなりの長時間が経過しないとそこまで甘みの変動が感じられるような変化は起きないかと思われます。
スイカは繊維質の多い植物なのですし、栄養素を送る専用の繊維も存在しています。
・スイカを切ったら・・・なぜか渦巻き模様が!?原因は○○だった!
維管束と呼ばれるこの繊維によって栄養分はもちろん、糖分も運ばれているはずのですので、やはり『中心が一番甘い』というのが正解だと言えるでしょう。
スイカはやはり真ん中が甘い!!
今回は一般的に言われている説に加えて筆者の実体験、そしてスイカの植物としての特徴を合わせて考えてみましたが、やはりスイカというフルーツは中心部分が一番甘いという結論に達しました。
特に上下を気にする必要もないですから、安心して美味しいスイカを味わってください!
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