こんにちは。あまいスイカ広報部です。
スイカを育ててみたいけど、スペースがあまり確保出来ない。そんな方には空中栽培という方法がおすすめです。
通常、スイカは地植えからツルを這わせて伸ばしますが、ハウス栽培やスペースの限られた場所では空中栽培が有効です。
この空中栽培はプロのスイカ生産者でも取り入れられおり、家庭菜園では比較的取り組みやすい方法になっています。
スイカの空中栽培ってどんな育て方?
あまいスイカでお取り扱いしている高知県香南市産、江本さんが栽培している「アンテナスイカ®」は空中立体栽培を活用して作られているブランドスイカです。
空中栽培は名前の通り地面ではなく、空中にスイカの果実を付けさせて育てる方法です。
スイカの空中栽培はあまりスペースの取れない場所でも出来るため、家庭菜園などでも活用することが出来る方法なんです。
スイカの空中栽培をするメリットとデメリット
まずはスイカを空中栽培する上でのメリットやデメリットをお伝えしていきます。
両方を比較して、メリットの方が大きいと感じた方は空中栽培がやりやすい環境かも知れません。
空中栽培のメリット
- 限られたスペースの中でもスイカを栽培することが出来る
- 目線の位置が上がるので、目視での管理がしやすくなる
- プランターからの空中栽培であれば、連作障害のリスクが下がる
- 通気性などを確保したまま栽培することが出来る
スイカを育ててみたくても、畑のようなスペースがない人はプランターを使って空中栽培をすることで家庭でもスイカ栽培を楽しむことが出来ます。また、スイカの育成には欠かせない管理もしやすく、通気性の良い栽培が出来ます。
空中栽培のデメリット
- 大玉スイカを栽培する場合はしっかりとした支柱やある程度の土地が必要
- 支柱やネットなど、追加で道具を準備する必要がある
- ベランダなどでは鳥対策などが必須
省スペースでも栽培可能な方法ではあるものの、大玉スイカなどを栽培する場合には、支柱にそれなりの強度が求められます。また、地植えであれば支柱などは不要ですが、空中栽培では必ず用意する必要があります。
スイカ空中栽培のやり方と必要なもの
ここからは、簡単にスイカの空中栽培をする方法を順を追って紹介していきます。
※あくまでも一例ですので、環境に合わせて多少のアレンジは必要な場合があります
空中栽培で準備する必要がある道具
スイカの空中栽培では「支柱」「園芸ネット」「プランター」「果実用吊りネット」などが必要です。
- 支柱・・・プランターに差し込んで骨組みをつくるのに必要です。
- 園芸ネット・・・ツルなどを這わせるのに使用します。
- プランターor鉢・・・苗を植えるのに使用します。最低でも直径30センチ以上のものを使用しましょう。
- 果実用の吊りネット・・・空中栽培ではスイカの実の落下を防ぐために吊りネットで落下対策をします。
空中栽培をするには上記4つはほぼ必須の道具なので、事前に準備しておきましょう。
画像引用元:Amazon.co.jp
スイカの空中栽培の手順
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まずは、準備したプランターに元肥と土を入れて苗を定着させます。
通常はプランターからツルを伸ばして地面を這わせますが、空中栽培ではプランターに準備した支柱を立てて、園芸ネットで立体的な空間を作ります。
ツルを支柱から園芸ネットに誘導して、親ツルのカットや子ツルの選別は通常通りに行います。
スイカの果実が付いたら果実用ネットで包む
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空中栽培では必ず果実用ネットを使用してスイカを吊ります。
果実の落下を防ぐためにも、プランターでの空中栽培ではスイカがソフトボールサイズになった前後でネット吊りをしておきます。
狭いスペースでもスイカが出来る空中栽培
空中栽培はベランダなどの限られたスペースでもスイカを育てられるので、家庭菜園でも比較的取り組みやすい方法です。
せまい場所でスイカを育てたい方は、空中栽培にチャレンジしてみてください。