こんにちは。あまいスイカ広報部です。
皆さんは、スーパーなどで『空洞果』と書かれたスイカを見かけたことはありませんか?
多くの場合、普通の価格よりは安価に販売されていることから『安いなら少し買ってみようかな?』と気持ちになることもあるかもしれません。
もちろん、最終的に買う、買わないは個人の判断になるのですが、多くの場合は”価格のみで判断してしまう”ことがあります。
これはあまりにももったいない、ということで、今回はスイカの空洞果と呼ばれるものについて紹介していきたいと思います。
空洞果ってどんな状態なの?
普通のスイカよりも安く売られていることの多い『空洞果』は、スイカが成長する際に皮の生育に果肉の部分が追いつかないときに起こる『果肉の空洞化』のことを言います。
いわゆる、中身がスカスカの状態になっていることがよくあるので、何も知らずに買ってしまうと損をした気分になってしまうこともあるんですよね。
さて、この空洞果ですが、仮に販売されている場合であっても玉の状態であることがほどんど。
スイカの空洞果は中身の問題なのに玉の状態ですでに判断されているわけですが、これは多くのスイカ選果場で専門の検査をする人がスイカの音だけで判断しているからなんです。
・【スイカの見分け方】甘いスイカは音が違う?スイカは叩いて中身を判別できるって本当?
棚落ち商品と呼ばれることもある空洞果
スーパー以外でも使われることがある言葉ですが『棚落ち商品』というものがあります。
ほとんどの場合、売れない商品が棚から姿を消すという意味で使われますが、スーパーなどでは棚落ち商品として販売されるものもあります。
空洞果はいわゆる棚落ち商品にあたるので、通常の規格では販売出来ません。
※たまにお取り寄せサイトの『訳あり商品』で通常価格よりもかなり安くなっているものがありますが、棚落ち商品を販売している場合があります
フルーツの規格は中身、外見の両方に基準が設けられていることが多いので、それらにの規格に達しない商品は安く売られることがあるというわけです。
空洞果の味は大丈夫?
では、実際に空洞果として売られているスイカの味はどうなのでしょうか?
実は、棚落ち商品とはある意味別枠で『空洞スイカ』や『訳ありスイカ』として、”あえて空洞果”を販売していることがあるんです。
空洞果は最初になった実をそのまま成長させるとなりやすいという特徴があり、他にも熟しすぎたスイカがなりやすいという特徴も持っているそうです。
また、意外なことに果肉が柔らかく、味も甘いと言われているので、好んで買っている方もいるのだとか。
ブランドスイカは食感にも強いこだわりを持っていますが、柔らかくても甘いならOKという方はお試しで買ってみてもいいかもしれませんね。