こんにちは。あまいスイカ広報部です。
今回は少し普段と違った話題になりますが、スイカの収穫量についての現実問題をご紹介していきたいと思います。
皆さんはスイカの収穫量が減っていることにお気付きでしょうか?
もちろん、世代や年齢によって体感する現象量は違うでしょうし、地域によっては長く住んでいてもあまり感じないかもしれません。
しかし、タイトルにもある通り1970年代なかばから現在までの収穫量はおよそ1/3にまで減少しているんです。
1975年の収穫量は約1,167,000トンもあった
2021年から遡ること、約50年。
1975年の日本におけるスイカの収穫量は110万トン以上もありました。
平均5キロだと考えると1トンがスイカ約200個分!!
それが110万という数ですから、約2200万個分くらいのスイカが日本中で収穫されていたんです。
もちろん作付面積も現在よりも広く、スイカを作る農家さんも今よりもかなり多かったこと簡単に予想出来ますよね。
しかし、そこから現在に至るまで、ほぼ毎年のように収穫量も右肩下がりになってしまっているのが、スイカの現実的な問題なのです。
※データ出典・農林水産省統計より
スイカの収穫量はどうして減るの?
では、どうしてスイカの収穫量は毎年どんどんと減少してしまうのでしょうか?
もちろん一概に特定の原因を絞れるわけではないのですが、大きな要因としてスイカ栽培の難しさやコスト面、労力に見合った対価が得られていないと言われています。
また、最近は少子高齢社会となってきたことから、後を継ぐ農家さんも減少しており、世代交代のタイミングでそのまま廃業してしまうケースも多いのです。
さらに、働き方にも変化が起きていることから、農業従事者になる人の数も少なくなってます。
令和元年の収穫量はわずか324,200トンまで減少
さて、ここまで紹介してきたようにスイカの収穫量はほとんど右肩下がりだというデータがあります。
農林水産省のデータによれば、令和元年のスイカの収穫量は約32万4200トンまで落ち込んでいます。
1975年の日本と比べると、いかに収穫量が減少しているかがハッキリと分かってしまう数字です。
普段、一般的にスーパーなどで見掛けるスイカの数はあまり意識しないかもしれませんが、スイカを全体的に見ると非常に危機的な状況になってしまっています。
あまいスイカでは、お客様に”本物のスイカの味を知ってもらう”という目的も大きいですが、これら美味しいスイカを作ってくださっている農家さんの支えにもなりたいと考えています。
今回は少しシリアスなお話になってしまいましたが、今後もあまいスイカでは、スイカに関わる様々な分野に働きかけていきたいと思いますので、ぜひともよろしくお願いいたします。