こんにちは。あまいスイカ広報部です。
スイカをぱっと見た時に、まず目に入ってくるのが黒く所狭しと果肉にある種ですよね。
メロンも同じ原理で真ん中には種が沢山入っています。
では、なぜスイカにはこんなに種が多いのか?
もちろん、最近では品種改良などによってほとんど種のないスイカも登場していますが
そもそもの理由としては「ウリ科」であることが大きく関係しています。
ウリ科の植物は種が沢山出来る
スイカはそもそも「果実的野菜」であることから、つるを伸ばして実をつけるウリ科の植物であることがわかっています。
さらにウリ科の特徴として
豊富な水分や種の多さなどがあり、同じウリ科のスイカも種が非常に多いものであるということです。
身近なウリ科の食べ物で言うと
きゅうりやメロン、かぼちゃなどが挙げられます。
種が多く固くなるスイカ
特別な品種改良などをされていないスイカの場合には
シイナ(白い柔らかい種)と黒い外皮に覆われた種が混在しています。
これは、スイカに2種類の種がある、のではなく
シイナと呼ばれる種がそのまま成長していくと、黒い外皮に覆われて固く変化するからです。
ちなみに、何度かご紹介しましたが
スイカの種は黒い物も白いシイナも食べることが可能です。
スイカが非常に多く作られているアジア圏内では、スイカの種を炒ったお菓子まであるほどです。
きゅうりなども、大きく育ったものだと外側の種がかなり固くなることがありますが
スイカも個体差はあるものの種が沢山ある断面をみかけることはよくありますよね。
スイカの種にはられてきたレッテル
ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、スイカの種は結構レッテルを貼られています(苦笑
実際には栄養価なども高く、優秀ではあるのですが
「スイカの種を食べるとへそから芽が出る」
「スイカの種を食べると虫垂炎になる」
「種の中には毒がある」
などなど、いろいろな噂を立てられていたんですよね。
そもそもで言えば
黒い種の外皮はしっかりと固い状態なので、間違って飲み込んでもそのまま体外へ排出されます。
また、スイカの種の成分の多くは「たんぱく質」と「脂肪分」です。
もちろん、量が多いわけではありませんが、スイカの種のサイズを考えると
トータルでの栄養価が高くなるため、調理して食べられたりお菓子になったりしているんです。
スイカの種取りが面倒な人には、種無しスイカがオススメ
ここまでご紹介してきた通り、スイカの種には害はなくとも
普通のスイカは基本的に種が多いのが当たり前です。
しかし、スイカを食べるときに、毎回種が面倒だな、と感じる方には
種無しスイカがオススメなんです。
種無しスイカであれば、食べても口に残らないシイナがわずかにある程度ですから
毎回のように種を気にせずかぶりつくことが出来ます。
ぜひ皆さんもスイカの種を食べてみてくださいね!