こんにちは。あまいスイカ広報部です。
今回は家庭菜園などでも役立つ豆知識として
スイカを植え付けるのに適している土壌についてご紹介していきます。
まず、土壌とは複数の意味を持ちますが、ここでいうものは植物を植えるための土地や土を指します。
栄養のあるスイカを作るにはまず土が大切。
この辺りは他の野菜や果物などにも共通して言えることではないでしょうか。
スイカを植える土地は水はけが大切
皆さんは”土地の水はけ”という言葉を聞いたことはありますでしょうか?
一般的には、「この場所は水はけが悪い」「ここの畑は水はけが良い」というような使い方をされますが
そもそも、水はけってどんな状態なの?と疑問を持つ方もいらっしゃるかもしれません。
まず、簡単に言えば「水はけ」とはいかに水分が排出されやすいかどうか、を基準にして良い悪いという言い方をします。
水はけが良い土地は、乾きやすく、水はけが悪い土地は水たまりが残りやすいと言うと
少しイメージしやすいでしょうか。
さて、この水はけ、一番判断しやすいのはまとまった雨の上がった後がベストなんです。
水はけの悪い土地は水たまりがなかなか乾ききらず、土壌が濡れた状態が続きます。
反対に、水はけの良いと言われる土壌は、きれいに雨水が乾いていたり
ほとんどの水たまりが消えていたりするんです。
ちなみに、少し専門的な言葉を使うと「砂質土壌」というものがあります。
砂質土壌は一般的に水はけが良いとされているため、スイカを植えるのには適しているんです。
ここで感の良い方はお気付きかもしれませんが、砂質、つまり自然のスイカが群生している場所も
いわゆる砂漠ですから、砂とスイカは基本的に相性が良いのかもしれません。
もちろん、根を張るための土でなければ植えるには適していませんが
よく水はけが悪い土壌だと言われているのは「粘土質」の高い場所です。
スイカを植える前には、こういった土の特性を把握しておくと家庭菜園などでも失敗しにくくなりますね。
チッ素が多いとツルばかり増える
土壌のバランスを取るために、よく使われる肥料成分にはチッ素が挙げられます。
このチッ素は植物の生育を助けるものではあるのですが
スイカを植える土地のチッ素が多すぎると、ツルが沢山伸びる代わりに着果率が低下してしまいます。
実がならなければ、当然ながらスイカを収穫することは出来ないため
肥料を与える際にはチッ素を控えめにするのもポイントです。
スイカは連作障害が起きやすいことから、違う植物などと植え替えることもあります。
前に植えていた野菜、あるいは果物や植物に対して肥料を与えていた場合には
このチッ素が残っている可能性も考えておくと良いですね。
日光は充分に当たる場所でスイカを育てよう!
スイカが植物として好む環境は、高い気温や日差しです。
日当たりの良い場所であれば、ツルや葉から栄養素を吸収して着果の手助けをするため
スイカを植え付ける場所では、「水はけ」と「チッ素バランス」に加えて日光が欠かせません。
来年の春頃から植えてみようと思っている方は、ぜひ事前に植える土壌はどんな状態なのかをチェックしてみてくださいね!