こんにちは。あまいスイカ広報部です。
スイカを栽培する方法の1つに「トンネル栽培」という手法があります。
主に寒冷地や気温が低い時期に使われる栽培方法として、スイカに限らず
様々な野菜などの栽培に使われるものですが、主にトンネル状にフィルムや寒冷紗で被覆して設置します。
防寒・防霜・保温・害虫防除を目的にするトンネル栽培。
どのようなメリットがあるのでしょうか?
トンネル栽培をする必要性とは?
そもそも、トンネル栽培とはどういった時に使用する方法なのでしょうか?
これは、冒頭でも述べたように様々な目的があり、野菜の成長を遅くしないために低温を避けたり
風による影響や霜が降りたりする現象を防ぐことがあります。
また、地域によっては害虫対策、鳥への対策など運用方法が変わってくるものです。
その中でも、スイカをトンネル栽培する場合には
主に害虫対策や鳥などへの対策、育成不足をしないようにする目的が挙げられます。
さらに、トンネルを作る素材によってもその効果は変化します。
フィルムの種類で効果が変化するトンネル栽培
一口にトンネル栽培と言っても、トンネルを構成するカバーの部分はバラバラです。
まず、一般的に使用される透明なビニールは保温性や気密性を高めたりしますが
逆に遮光性で光を遮るような種類も存在しています。
また、虫を防ぐための方法としては防虫ネットなども販売されています。
これらは目的に合わせて使用する種類を変えることになりますが、スイカで主に使用されるものは
防虫ネットや寒冷紗などが主流です。
アブラムシ、ウリハムシへの対策など
防虫ネットなどは害虫対策の1つとして取り入れることがあります。
スイカには苗のときから害虫に弱いという特徴があるため、早めの害虫対策として有効です。
日光を取り入れる方法の1つ
スイカはしっかりとした日光を浴びなければ成長しにくい植物です。
ビニール製のトンネル栽培では、保湿性や保温性を高めながら、効率よく日光を取り入れる仕組みを作ることが出来ます。
多くのメリットはあるものの栽培地によっては不要
トンネル栽培の基本的な目的は、寒い時期に成長させたい作物や寒冷地などによる影響を抑えるためのものになります。
このため、地域によってはトンネル栽培をしなくとも成長に弊害がおきないこともあります。
また、トンネル栽培で覆ってしまった場合
細かい葉の様子や茎などの様子を観察しにくかったり、地盤によっては水はけなども問題が起きることもあります。
家庭菜園などでもトンネル栽培は使用されますが、各状況に応じて適切に使用することで効果を最大限に発揮します。
使用するシートによっては換気が出来ないといったデメリットも存在しているため
もしもトンネル栽培を検討している方は先に気温状況や周囲の家庭菜園などをしている方に聞いてみると良いかもしれません。
温度管理など大変なポイントもありますが、トンネル栽培では害虫や害獣を防ぐ効果も高いため
栽培に慣れてきた方は挑戦してみても面白いかもしれません。