こんにちは。あまいスイカ広報部です。
スイカのアレンジレシピとして作りやすい1つにスイカゼリーがありますが
作り方によっては「上手く固まらなかった」というケースが存在します。
スイカゼリーを作っているのに固まらない原因とは?
また、うまく固めるコツなども合わせてご紹介していきます♫
スイカゼリーが固まってくれない!
そもそもゼリーとはどのように固まるか?
ゼリーが固まるには、ゼラチンが必要になります。
ゼラチンは主に動物のタンパク質から取り出されるものです。
このゼラチンを冷やすと繊維が網目状に固まるという性質を持っているのですが、ゼリーなどを作るときには外から水分が覆われて中に繊維質が網目に固まることで外側がツルッとした状態で固まるというわけです。
水分は果汁であったり、そのゼリーの材料や果物などをそのまま入れることもありますが
いずれにせよ、ゼラチンを冷やすことでゼリーは固まるという性質があるんです。
では、何故スイカゼリーを作ろうとして固まってくれないという現象が起きるのでしょうか?
スイカゼリーが固まらない場合にチェックするポイント
スイカでゼリーを作ってみたけど、冷やしても固まらなかった場合
以下のような原因が考えられます。
スイカ以外のフルーツと一緒に作っている
キウイやパイナップルなど、果肉が酸性のフルーツはゼラチンと一緒に煮詰めたときに
たんぱく質の結合を阻害すると言われています。
ゼラチンはもともとたんぱく質ですから、酸性のフルーツと一緒に煮詰めてから冷やすと
結果的にゼリーが固まってくれないことがあります。
スイカ(水分)の温度が十分に上がっていない
一般的にゼラチンをしっかりと溶かすためには
80℃以上の温度が必要だとされています。
ゼリーをつくるレシピに多く見られる方法としては、ゼラチンを水で溶かして
煮詰めた水と砂糖の中にフルーツとゼラチンを入れて合わせるという方法です。
もちろん、この作り方でも問題ないのですが
しっかりと固めるには煮詰めてすぐに常温くらいに戻したスイカ果汁を入れなければ温度が下がってしまう為、ゼラチンが上手く溶けてくれないことがあります。
さらに言えば、スイカ果肉を少し入れる場合はある程度細かさも必要です。
ゼラチンが溶けて果汁が混ざった後に、冷蔵庫などで固める前に少し入れるくらいが実際には固まりやすくなります。
スイカの性質よりは作り方の問題の可能性が高いです
スイカが強い酸性を持っていたりすると、もともとゼリーにするときに固まりにくいのですが
実際にはほとんど中性のため、酸味が影響している可能性はほとんどありません。
スイカゼリーを作っているときにしっかりと固まってくれない多くの原因は
冷やしたスイカ果汁をそのまま使用していたり、ゼラチンの量が足りていない可能性が高くなります。
ゼリーやスイーツなどは、レシピによっても多少のばらつきがあるため
自分で作ったときに、使用した量を覚えてくと失敗しにくくなるのでオススメです♫
ゼリーにすればかなり子供が食べやすいオヤツにもなりますし
アレンジすると、お酒と一緒に楽しむことも出来ますので、ぜひチャレンジしてみてくださいね♫
編集後記
余ったスイカがある場合、大体シャーベットや氷菓子風にしてしまいがち。
ですが、暑い時期がすぎればゼリーやサラダにするのも非常にオススメです♫