日本で一番スイカを食べている県はどこだ!?スイカ県民を探してみよう!

今回はいつもとは少し趣向を変えて、スイカを日本で一番消費している県を調査してみようと思います。

四国は香川県などはさぬきうどんの影響でうどん県という名前などもありますが、はたしてスイカ県はどこなのだろうかと。

多くのスーパーなどでは季節商品としてカットしたスイカが販売されていたり、場所によっては実演販売なども積極的にやっている小売店なども見かけることがあると思います。

ですが、これら目に見えるスイカの動き以外にも

  • レストランや出店などの飲食店メニュー
  • 工場などで作られるドリンクやアイスクリームなどの原材料
  • 個人が消費するブランドスイカや農家さん、親戚同士での消費

などなど。いろいろな要素が混ざって消費量なども変化してくるはずなんですよね。

ということで、今回は【スイカ県民】と呼ぶに相応しい都道府県のスイカ事情について調査してみようと思います!

スイカは夏の風物詩だから『暑い地域』に人気がある!(と思う)

今回の調査にあたって、最初に思いついたのは『スイカは夏に食べるものだし、やっぱり暑い地域のほうがよく食べられてるんじゃないかな?』という安直な考えでした(笑)

沖縄県はなんとなく他のフルーツも充実していそうなイメージがあったので、九州地方や西日本の地域が有力な候補だろうと考えたわけです。

ブランドスイカを生産している農家さんの中でも『熊本県』などは有名なスイカの生産地ですし、山形県であれば『さくらんぼ』、青森県であれば『りんご』、愛媛県や和歌山県であれば『みかん』というような先入観がどうしてもあったんですよね。

しかし

実際に、1年間のあいだに県民1人辺りが消費している量を調査してみると、全く予想外の答えが見つかったんです…!

さて、いい加減に引っ張りすぎているような気がするので、『スイカ県民』を発表してみましょう。

全国47都道府県の中で、もっともスイカを消費しているのは、なんと。。。

新 潟 県 と 鳥 取 県

だったんです。(なんで2つなんだよ!というツッコミはお控えください)

『めちゃくちゃ寒い県じゃないか!』っと思わず口に出したのは私だけでしょうか?

いや、あまりの予想外な県名であったのに加えて、寒い地方だとはそもそも思っていなかったんですが、、、。

実は『新潟県』はスイカの生産地としてもかなり上位にランクインするスイカ県だったんです(笑)

鳥取県もイメージ的に『スイカ』ってあまり思い浮かばないんですが、近年では新潟県を抜いて1位に躍り出ています。

新潟県・鳥取県のスイカ事情とは?

北陸地方に位置する新潟県では、2014年の農林水産省の調査によると栽培面積が全国で4位、そして出荷量においても全国で5位というかなりのスイカ生産地でもありました。

栽培面積は595ヘクタールとなっており、そこから収穫されるスイカの量はなんと20,900トン!

出典・参考:https://www.maff.go.jp/j/tokei/kouhyou/sakumotu/sakkyou_yasai/(アクセス日:2020/03/28)

ちなみにですが、1位は予想通りの熊本県で、作付面積、収穫量、出荷量の全てにおいてトップですから、生産地としては不動の地位を確保しています。

しかし、今回の調査目的である『スイカの消費量』は、生産地として全国1位に君臨する熊本県を置き去りにして、2013年~2015年には『新潟県』が全国で1番の消費量となっていました。

もう1つの県、『鳥取県』は比較的温暖な地域ですね

こちらも新潟県と非常にデータが似ており、収穫量、出荷量は全国5位以内、そして総務省の家計調査によると2017年~2019年での消費量日本1位は『鳥取県』に変わっています。

王座交代です。

参考・出典:http://www.stat.go.jp/data/kakei/5.html(アクセス日:2020/03/28)

スイカ県は鳥取県に決定

じっさいに調べてみると、熊本県などの生産日本1の県でも消費量は増加している傾向にありますが、僅差で王座に輝いたのは『鳥取県』だということが判明しました。

前回王者は新潟県であり、これも意外性のある答えだったなと新しい発見が出来たかなと思いますね。

今後も新潟県、鳥取県、熊本県などは上位を維持していくことが予想されますが、国の調査は一定期間で区切られるので、次回の王者も今から気になっているところです(誰なんだ)