こんにちは。あまいスイカ広報部です。
スイカを育てる時に起こりやすい問題に連作障害がよく挙げられます。
連作障害とは同じ場所で同じ植物や野菜などを育てることで、生育が悪くなってしまう現象のことです。
スイカの連作障害とはどのような症状が起こるものかを紹介します。
連作障害が起きやすくなるスイカ
フルーツや野菜などを毎年同じ土壌で栽培していると、起こるのが連作障害と呼ばれる弊害です。
連作障害は、同じ土を使用してしまうことによって、土の中の成分に偏りが起こってしまい引き起こされます。
土の中には有機質などで活性化する微生物や養分と一緒に、病気の元になる原因の虫や菌なども一緒に存在しています。
通常これらの土に含まれた成分はバランスが取れているため、大きな偏りは起こりません。
しかし、連作をすることで土の中のバランス崩れてしまい、必要な養分などが減った状態になってしまうんです。
これらの現象が重なり合うことで引き起こされるのが「連作障害」なんです。
特にスイカは連作によって連作障害に繋がりやすいと言われており、1シーズン植えたら最低でも5年ほどの期間は同じ場所にスイカは植えない方が良いんだそうです。
スイカの連作障害ではどんな症状が起きる?
スイカの連作障害によって起こる症状には大まかに以下のようなものが挙げられます。
生育が悪くなり、育たなくなる
本来であれば、苗から定植してその後は親ツルや子ツルが育っていくスイカですが、連作障害が発生しているとこれらの生育が一気に悪くなってしまいます。葉っぱや茎などにも影響することから、連作障害が起きるとスイカはきちんと育ってくれません。
病気にかかりやすくなってしまう
連作障害が起きていると、通常よりも病気にかかりやすい状況になっていまいます。
※スイカが枯れる病気は以下の記事内で紹介しています
スイカが病気にかかってしまうと、果実部分が育たなくなってしまったり、最悪の場合は枯れてしまう原因にもなります。
急に枯れてしまう
連作障害で一番最悪のケースです。
特に前触れもなく突然枯れてしまうこともあるので、連作障害が起きないように対策をしておくことが大切になります。
連作障害への対策とは?
連作障害による被害を減らす一番の対策は、同じ土の場所に同じものを栽培しないことです。
毎年土を完全にいれかえられるのは完全なプランター栽培などだけなので、地植えをする場合には区画を分けて場所を変えたり、コンパニオンプランツを使用したり、接ぎ木苗などで病気への対策を復数組み合わせることも視野に入れてみてください。
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参考:https://www.redpython.net/cat3/cat72/post-566.html(アクセス日:2021/12/14)