画像引用元:https://www.euglena.jp/times/archives/14916
こんにちは。あまいスイカ広報部です。
スイカの野生種として、今もカラハリ砂漠で自生しているのが『カラハリスイカ』と呼ばれるスイカです。
砂漠のみずがめという異名を持つ、カラハリスイカは、ほとんどの植物が育たない環境にも適応して、現在もカラハリ砂漠では貴重な水源とされています。
実は、このカラハリスイカを国産で栽培するという試みを健康食品研究メーカーで有名なユーグレナさんが行っていたのでご紹介させていただこうと思います。
カラハリスイカの凄さとは?
カラハリスイカが自生するカラハリ砂漠の環境は、非常に過酷なことで知られています。
昼夜の気温差はなんと40度以上にもなり、年間の雨量はたったの250mm~500mmと言われているので、とにかく乾燥の激しい地域なんです。
そんな中、カラハリスイカは誰の手も借りずに自生しており、中にはしっかりと水分を含んでいます。
雑草のような強さに加えて、普通のスイカの持つシトルリンなどの栄養素も豊富なことから、多くの研究者がこのスイカの秘密に着目しました。
2010年頃、小川さんという砂漠緑化研究に所属していた方がカラハリスイカの魅力に取り憑かれてしまい、その後ユーグレナと合同での研究を始めたそうです。
現在、小川さんはユーグレナに所属しており、同社でさらなる製品化などの研究や営業を進められているようです。
安定供給のために国産のカラハリスイカを栽培する
御所市の秋津集落営農組合(組合員11人)が、有給農地20㌃で栽培しているのはアフリカ原産の野生種スイカ「カラハリスイカ」。組合長の辻井義治さんは「10年前から企業との連携事業を始め、契約栽培に取り組んでいる。このスイカは全国でここしか栽培していないと思う」と話す。
画像引用・出典元:http://www.nosainara.jp/paper/1767(アクセス日:2022/03/18)
この研究において、問題となるのはカラハリスイカがボツワナのカラハリ砂漠に自生しているという凄さそのものであり、国産のカラハリスイカを栽培が出来ないかどうか?という研究も同時に進んでいった結果、、
なんと2020年には奈良県、その後、千葉県でも毎年収穫出来る体制が整えられたそうです!
健康食品の開発では非常に有名なユーグレナですが、国産カラハリスイカとのコラボレーションに今後も目が離せません。
人や動物に美容と健康をもたらす可能性
現在でも、カラハリスイカ機能についてはまだ解明されていない部分もあるそうですが、ユーグレナではさらに研究を進めて、人や動物にも美容効果や健康効果のある製品化を目指しているそうです。
国産化されやカラハリスイカも、やはり果汁には豊富なアミノ酸が確認されていることから、改めてスイカという植物の凄さが見直される日もそう遠くないのかもしれません。
ちなみに、カラハリスイカの中(果肉部分)はほぼ一面真っ白で、種も小麦色のような濃さなので、一般的にイメージされるスイカの姿とは全く違っています。
スイカマニアとしては、やはりご先祖さまでもあるカラハリスイカにも今後注目していきたいと思いました。
全体参考:https://www.euglena.jp/times/archives/14916(アクセス日:2022/03/18)