こんにちは。あまいスイカ広報部です。
みなさんはスイカは大きいほうが甘いという噂があるのをご存知ですか?
なかば都市伝説のように語られている美味しいスイカの見分け方の1つですが、実はいろいろな説があるんですよね。
大きいスイカが甘いというのは果たして本当なのでしょうか?
今回は、大きいスイカの噂について真相に迫っていこうと思います!
スイカは大きいほうが美味しいのか?
さて、なぜスイカの美味しさを見分ける時に大きさが関係してくるのでしょうか?
そもそもの根拠はどのようなものがあるのか、いくつか候補を挙げてみましょう。
- 品種改良によって大きな品種でも味落ちしないものが増えた
- 少量で生産している場合には、1つのスイカに栄養がいきやすい
- 大きいスイカは種がある分、成長ホルモンで甘くなる
他にもいろいろな根拠があるかもしれませんが、大きな部分ではこの3つが噂の出どころになっているのかもしれません。
ぱっと聞いただけではわかりずらいですが、大きなスイカの”方が”甘いというからには何かしらの理由があるはずです!
大きな品種でも味が落ちない(一理あり)
1つめの品種改良の影響について。
これは実際に、大きな品種でも空洞化しないような品種が増えているそうです。
昔の品種はスイカ全体の糖度も現在よりは少し低かったようですが、今では大きなスイカでも高糖度が出せる品種が多くなったんだそうです。
もちろん、その特性をしっかりと出すには、栽培技術も必要ですが、全体の糖度が上がったということは必然的に大玉スイカの糖度もあがっているんですよね。
金色羅皇などはもはや今までのスイカの域を超えた糖度に達しているので、大きなスイカでも甘いという認識はあながち間違いではないでしょう。
少量生産が影響している??
スイカはそもそも多くの生産をしにくいフルーツの1つです。
病気などにも弱く、しっかりと育てきるには管理する環境や知識も必要になります。
最近では味や品質を重視している生産者の方も多く、スイカ業界の全体的なレベルが上がっているという事実もあります。
ただ、こういった農家さんは小玉スイカであってもしっかり甘く作っていることが多いので、必ずしも当てはまるかいうと少し違うかもしれないですね。
種と成長ホルモンの関係について
今では大玉スイカであっても種無しの品種などもありますが、基本的にはサイズが大きくなればなるほど、種の数も増えていきます。
外側から見ると種はスイカのシマシマ模様の下のあることが多いんです。
スイカは生育時に種から成長ホルモンが出ていると言われており、種がキレイに放射状になっている場合は甘さが均一になっている可能性も高いんです。
種の周囲は成長ホルモンの関係で甘くなる可能性があることから、大きなスイカほど甘くなる可能性は充分にありますよね。
最終的には生産者によるところが大きい
今回は大きなスイカの方が甘いという噂について検証をしてみましたが、いくつかの原因を考えてみると、あながち間違いではないと言えるという結論に達しました。
ただ、やはりスイカは生産者の技術が非常に大切なポイントになります。
産地や環境などの条件も揃いつつ、生産者の技術が追いつけば、最終的には美味しいスイカになるんです。