今ではフルーツ売り場で糖度が表示されているのが一般的ですが、昔は糖度などの表示はなかったですよね。
でも正直どのぐらいの糖度があれば美味しいのかって分かりにくいですし、判断が難しいと思います。
今回はそんなフルーツの【糖度】についてご紹介&解説していきます。
『糖度を示す基準って?』『糖度って高いほどいいの?』
そんな知っているようであまり知らない糖度について詳しくご紹介しますので、スーパーなどでお買い物する際は参考にしていただければと思います!
スイカの糖度はどのくらい?
ひと昔まえ、スーパーで販売されているスイカの多くは、おおよそ10度~11度と糖度が表示されていました。
しかし、生産農家さんの努力によって、近年スイカの糖度もぐんぐんあがり、スーパーで販売しているスイカは平均10度~12度と言われているそうです。あまいスイカで取り扱っているブランドスイカには13度を超えるものもあり、それを聞いた人は絶対に甘くてとってもおいしそうなスイカだ!と想像すると思います。
糖度10以上の果物やフルーツにはどんなものがある?
甘さのイメージを掴むには、スイカ以外の糖度もあれば少し比較しやすいですよね。
しかし「糖度10」前後のフルーツにはみかんやイチゴといった普通の果物があり、レモンも糖度10ほどあります。
スイカに近いと言われているメロンは糖度14~16くらいの品種が多いです。
さらにバナナの糖度は20度平均だと言われており、ぶどう、柿、さくらんぼ、などが15~16度とスイカよりも圧倒的に高糖度なんですよね。
メロンなどは、なんとなく納得出来ますが、バナナがスイカの倍近く甘いって感じることはあまりないですよね。
それもそのはず、糖度は正確には【甘さ】を示すためのものではないからです。
糖度の基準とは?
じゃあ一体なにを示す数値なの?とみなさんの頭には今「?」が浮かんでいるかもしれません。
じつは糖度というものは甘さを表すものではなく、水分中の砂糖や成分の含量を百分率で表したものであり、ひとつの指標だったのです。
砂糖の量だから、数値が高いほど甘いのが正解なんじゃ?と考えるのがふつうだと考えると思いますが、フルーツにはたくさんの成分が含まれているため、一概に「糖度が高ければ甘い」とは言えません。
想像しやすいところでいうと、糖度11度のイチゴはものすごく甘みを感じられますが、おなじく糖度11度のスイカ(スーパーで販売されているスイカの平均的糖度のもの)を食べても、イチゴほど甘くは感じないですよね?
同じように、糖度10のレモンを食べて甘いと感じる人もいないでしょう。
それはなぜかというと、フルーツによって糖以外の成分が大きく異なるため、たとえ糖度が同じ数値でも感じる甘さが違うのです。
レモンも糖度だけでいえば一般的なイチゴとだいたい同じくらいといわれていますが、糖よりもクエン酸が豊富なため、甘さはほとんど感じず、すっぱさを感じるというわけです。
なので、簡単にいうと糖度はすべてが糖分というわけではないので、甘さではなく【濃度】と表現するのが一番近いのかもしいれません。
ちなみに、にんにくの糖度は驚異の40度前後だと言われており、もはや糖度とは…とゲシュタルト崩壊をおこしてしまいそうです。
他に甘さがわかる基準はないの?
糖度は数字だから嘘つかないしわかりやすいと思ってたのに、糖度=甘さじゃないなら、一体何を基準に甘いスイカをみつければいいの?!と思いますよね・・・。
しかし、先に解説させていただいたように、糖度はすべてが糖分というわけではないのです。
食べ物は、甘みと酸味のバランスがうまく取れていない場合、糖度がいくら高くてもさほど甘さは感じれなくなっています。
ようするに、、、基本的には食べて確かめるしか方法がありません。
食品によって糖度の意味合いは微妙に変化する
チョコレートのようにものすごく甘いものを食べたあとだと、どれだけ甘いフルーツもさほど甘く感じれないように、人間の舌に対して数値というのは真実ではありますが、あまり当てにはならないのかもしれません。
また、あくまでも含有量を示す以上は、他の成分とのバランスなどが影響することから、糖度という感覚を一括にしてしまうと味の感覚が掴みにくくなることも事実です。
解決策としては、「スイカであれば糖度◯◯くらいのものは甘い!」といったように、フルーツや野菜も含めて、食品別に糖度が持つ甘さの割合を知っておくと一番良いかもしれませんね。
甘くて美味しいスイカはどうやって探す?
普通のスーパーで販売されているスイカはその時々によって産地にもばらつきがあり、生産している農家さんも違うため、味が均一とは言いがたいです。
例えば「○○で買ったスイカ甘くて美味しかったよ!」と評判を聞いてから買いにいったとしても、同じスイカがあるかどうかはまた別の話なんですよね。
さらに言えば、同じスイカであっても収穫から日にちが経過してしまえば劣化が始まっており、全く味が違うものになるのがスイカというフルーツなんです。
こういった問題があるため、あまいスイカ代表の佐藤は、とにかくスイカを食べまくって味や食感、バランスを確かめてから販売基準であるブランドスイカになるかどうかを決定しています。
あまいスイカのブランドスイカは一番良いタイミングで収穫され、味、品質がともに保証されていますから自信を持っておすすめしています!
あなたが今見ているこの“インターネット”を使えば、実際に食べた人が【甘い】と判断しており、一人の主観ではなく、不特定多数の口コミを見ることができますよね。
気になる生産農家さんを自分で選ぶことも可能ですし、自分が食べたいスイカの特徴も選べる、お好みのブランドスイカを手に入れることができるというわけです。
確実に甘~いスイカを食べてみたい方は、ぜひ農家さんが腕によりをかけた新鮮なブランドスイカを味わってほしいと思います!