こんにちは。あまいスイカ広報部です。
すいかという食べ物を漢字にすると、普通に思い浮かぶのは西から瓜の西瓜ですよね。
今回ご紹介する西瓜のお祭りでは、なんと西瓜ではなく、水と火で”すいか”という由来も合わせて持っている
日本でも珍しいすいか祭りの1つです。
開催されているのは、石川県小松市にある莵橋神社さんです。
それでは、一体どんなお祭りなのか?
水と火ですいかになる理由も合わせてご紹介していきます。
石川県小松市 莵橋神社の西瓜まつり
莵橋神社は、莵橋と書いて(うはし)と読みます。うはしじんじゃさんです。
石川県小松市にある莵橋神社は、創立から約1325年という歴史を持つ古社の1つです。
長い歴史を持つのは、当然ながら戦国武将として有名な加賀国藩主であった前田家とも関わりがあったとされています。
国土開拓天下泰平の祈願などを受け持っていた神社として知られており
様々なご利益のある神社さんとして多くの参拝客で賑わうそうです。
そんな歴史の長い莵橋神社の秋の恒例行事として行われているのが「西瓜まつり」なんです。
秋の水火祭り
画像引用元:https://www.osuwasan.com/custom3.html
おすわさんの名前で知られる莵橋神社の秋の恒例行事として行われているのが西瓜まつり。
もともと、古くから続けられている秋祭りの1つで
昔はこの秋祭りに合わせて周囲に沢山の西瓜を売る店が並んでいたことからお祭りの語源になったそうです。
しかし、本来は水と火。
実は昔からこの地域は雨水期に洪水氾濫などの治水に悩まされていたという歴史があり
それらを鎮める、という意味合いも合わせて持っているそう。
さらに火は身近な存在としてある一方で、水と同じく時には火災などの被害を起こしますよね。
そこで、これら水と火という生命に関わる要素を神事にする。
それこそが、莵橋神社の「西瓜まつり」というわけです。
参考:https://www.osuwasan.com/custom3.html
西瓜まつりだけど、あまり西瓜の出番はない
画像引用元:https://www.osuwasan.com/custom3.html
名前の由来は昔の西瓜屋さんが始まりと伝えられている西瓜まつりですが
実は、近年のお祭りで食べ物として西瓜のピックアップはほとんどないんです(苦笑
こちらのお祭りの名物は、子供相撲や磐持ち神事と呼ばれる力比べがメイン。
なんと、約80キロの米俵や130キロほどある石を肩まで持ち上げるという競争があり
これらが昔から続く伝統行事として知られています。
昔は数十軒と言われる西瓜屋さんが徹夜で営業をしていたそうですが
近年ではその姿は残っていなさそうです。
しかし、もともとは西瓜屋さんがこの歴史あるお祭りの名前の語源となったのであれば
昔の西瓜屋さんは本当に多く盛況だったのでしょうね!
観光名所としても有名なため、夏休みの最後、お祭りの締めくくりとして楽しめるイベントになっています。
ただし、近年はコロナウイルスの問題などもありますので
正確な情報は公式サイトからご確認してみてくださいね。