スイカや果物にある『秀』や『優』のマークにはどんな意味があるの?

こんにちは。あまいスイカ広報部です。

皆さんはスーパーやデパート、青果市場などで箱入りのフルーツや果物を見かけた経験はありますか?

旬の季節の果物などであれば、箱入りでの販売が定番になる果物ですが、これらの箱側面などに漢字の文字が入っているのはご存知でしょうか?

多くの場合は『秀』(読み方は:しゅう)『優』(読み方は:ゆう)と表記されており、これらの表示には意味があるんです。

ちなみに『あまいスイカ』で農家さんに発売して頂いているスイカは全て『秀』で統一させて頂いています。

この漢字の表記は、いわゆるランク付けの意味を持っており、作物の出来によって表記が変化するのです。

秀や優のマークは等級を表す表示

画像引用元:https://store.shopping.yahoo.co.jp/kippo/g-ngy-toukyu.html#

一般的に市場で取引される青果の食品には、定められた等級が付けられて販売されます。

秀以上は特に細かく分かれており、青秀赤秀特秀という順番で高価な価格で取引されるようになります。

ただし、これらの等級は基本的に『見た目を優先』して選別されるものとなっています。

だからと言って味に無関係だとは言い難く、味に安定感があり、なおかつ高品質なものは秀に分類されることが多いのです。

赤秀以上になると、見た目が非常にキレイな状態なものになることがほとんどであり、特別な贈り物など限られた場合に購入される場合が多くなってきます。

ここで注意したいポイントは秀より下の等級に位置する『優』『良』でも生産者の技術やその年の味に関しては食べてみないと分からないことが多いということです。

ちなみに、スーパーなどで箱買いなどが出来るフルーツの多くは『優』の等級で販売されていることが多くある印象です。

高級デパートなどであれば、一部贈答用などに赤秀や特秀などが販売されていることもありますが、見た目以上の味があるかと言われれば微妙なところなんです。

要するに、味に関しては実際に食べてみないとハッキリとしないという部分があるのです。

特秀は一定の基準が設けられていることもある

秀の中でも特に優れているものは、特秀や特選という表記で扱われることになるのですが、こういった等級の場合は地域や地元の組合によって『出荷基準』が定められているものもあります。

特秀に求められる基準は様々ですが、主に以下のようなものがあります。

  • 糖度・・・一定以上の糖度が必要
  • 外観・・・形、色合いなどが整っている必要
  • 産地・・・産直ブランドなどであれば、産地に条件がかかる場合もある

などなど、かなり細かくチェックされるポイントがあるのです。

しかし、一般的な消費者から見ると『特秀』に属する商品は非常に高価なため、高級デパート、一部の専門料理店など、限られた場所でしか販売されていないことも多いのです。

一定の品質が安定するのは『秀』以上から

今回はフルーツなどに表記される等級である『秀』や『優』などの持つ意味について紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?

再度お伝えしますが、大前提としてこれらの等級は最初に外観に重きを置いて判断されています。

そして秀以上であれば品質の安定が見込まれるという1つの壁があり、『優』になるといわゆる”当たり外れ”のようなものが出てくることもあるんです。

基本的にハズレのないフルーツを選びたい!という人は箱などに『秀』の表記があるものを選んでおくと失敗する確率がぐっと減ります。

スイカに限らず使える判断基準になっているので、スーパーなどで買い物をする際には参考にしてみてくださいね。