スイカを食べすぎると糖尿病になるの?

こんにちは。あまいスイカ広報部です。

スイカのように甘みの強い食べ物を食べていると、ついつい多めに食べてしまうこともありますよね。

糖尿病は「生活習慣病」とも呼ばれていますが、仮にスイカを食べすぎると糖尿病の原因になってしまうのでしょうか?

結論から言えば、原因にはなる可能性もあります。

しかし、これはスイカだけでの問題であるとも言い切れないのです。

スイカの糖分は糖尿病につながるの?

スイカは水分やミネラルも豊富ですが、果実的野菜であることから、糖分もそれなりに含まれている食品です。

一般的に、糖尿病で血中糖度を上げる原因の1つとしては、ブドウ糖などの糖類と言われていますが、同時にスイカを含むフルーツには「水溶性食物繊維」も豊富に含まれています。

水溶性の食物繊維の働きは「消化中の糖分吸収を遅らせる」という働きを持っており、多くのフルーツは糖分と食物繊維のバランスで栄養素の高い食べ物として成立しているという部分もあるのです。

しかし、いくら水溶性の食物繊維が豊富であっても、食べ過ぎることは決して良いとは言えません。

ただしこの「食べ過ぎるのは良くない」という部分については、フルーツに限らず普段からの食事全てに当てはまるポイントでもあります。

普通に生活して食事をしている中で「スイカだけを食べて生きていく」ということは考えられないですよね。

ちなみに、スイカ100グラムに含まれている糖質の量は約9.2グラムとなっており、1日の摂取目安である200グラムにすると、約80カロリーのうち、18.4グラムが糖質だとされています。

血糖値上昇のメカニズム

スイカに限らず、食品に含まれている「果糖」は体内に吸収されたあとに肝臓を通してブドウ糖と中性脂肪に作り変えられてしまうそうです。

果糖自体は直接血糖値を上げる要素にはならないようですが、ブドウ糖に変換された結果として、血糖値が上がってしまうという原理になっていることから、果糖が多い食べ物は血糖値が上がりやすくなってしまうと言われています。

このため、スイカであっても、それ以外の食べ物であっても、果糖の多いものを過剰に摂取することは糖尿病につながる可能性があるというわけです。

結果的に、日常的にバランス良く食べることがこういった生活習慣病を予防するには、もっとも大切だと言われています。

他にも、運動不足や生活習慣の乱れなど、食事以外の部分も大切にしていきたいところですね。

果糖の過剰摂取はどんな食べ物でもリスクあり

ここまで紹介してきたように、スイカであっても、他の食べ物であっても、果糖の多い食品を過剰摂取したり、生活習慣が乱れてくると様々な病気の原因になってしまう可能性はあるということです。

スイカだけが直接的な原因になることは、食事のバランスを考えればほぼないと思われますが、妊娠中の食べ過ぎや、季節的に摂取しすぎるということは出来るだけ避けながら、美味しくスイカを楽しみたいですね!