小玉スイカの特徴【知っておきたいスイカの豆知識】

普段スーパーなどで売られているスイカのほとんどは大玉スイカや中玉スイカといった大きさのものなのですが、みなさんは“小玉スイカ”を見たことはありますでしょうか?

その名のとおり普通のスイカよりも凡そ半分くらいの小さな果実でありながら、見た目の立派な縞模様や形などはスイカそのもので、ふだん大きいスイカを目にすることも多いからか、見かけると少し可愛らしくもあります。

今回はそんな【小玉スイカ】について、特徴をご紹介していきます。

小玉スイカはまだまだ市場が少ない

小玉スイカは普通のスイカなどに比べるとまだまだ市場規模は小さいですが、近年では生産量・流通量なども少しずつ増えてきています。

小玉スイカがまだ市場全体で少ない主な原因は栽培するために熟練の技術が必要であり、本来は小玉スイカそのものも収穫する前に裂果しやすい特徴を持っているのです。しかし、地域によっては農業生産技術の確立のために試験などを繰り返して、着床率や生産方法などについて研究してきたという歴史も持っています。

現在、あまいスイカでも小玉のブランドスイカを販売していますので、ぜひともチェックしてみて下さい。

【小玉であまい!】ブランドスイカ『八色小町』のご紹介!

ひとりじめ

まさしく、小玉スイカにふさわしいネーミングですね!

その名のとおり、小玉スイカの中でもひと際小さな実の品種で、その小ささは片手で持てるほど。スイカを食べたいけど、大玉スイカだと食べきれないなぁ・・・といった時や、1人~少人数でスイカを楽しみたいといった時にもってこいのスイカなのです!

食感は小さいながらもシャリシャリ感があり、スイカを楽しめます♪糖度も十分にあり、色はとても鮮やかな紅色がとても綺麗なのです。

さらにこの品種は種も通常のスイカと比べると、種が少なく、思いっきりかぶりつくことができるので満足度も◎♪この品種を味わえるのは6月~7月中旬にかけての初夏の時期のみですので、もし見つけたらぜひ食べてみたいスイカです!

姫甘泉

小玉スイカの中でもとても有名な品種の“姫甘泉”

名前からしてとても小ぶりで可愛らしく、さらに甘くてジューシーな美味しそうな名前ですよね!でもそんな可愛らしい名前とは裏腹に、味は大玉スイカに負けないくらいのシャリシャリとした食感で、糖度も12度ほどあるとっても甘くて美味しい立派なスイカなのです。

ただ、この品種は他の品種のスイカと比較すると、外皮が薄いためか、出荷される道中での裂果や生産が難しいとされている品種なので、とても貴重な品種ともいえますね。

ですが、そのデメリットに負けないほどの甘さと美味しさ、あとは小玉スイカ特有の種の少なさもあり、とても人気な品種なのです!

黒小玉

こちらの品種はその名前のとおり、【皮の黒いスイカ】なのです!

その時点で見た目のインパクトも大ですよね。この『黒小玉』は、スイカの名産地として全国トップを誇る、熊本県で生まれたスイカ。

そして、黒小玉は甘さ・果肉のシャリ感など、スイカの美味しい要素をギュッと集めたような味わいで、スイカ好きにはかなりおすすめの一品。

果肉はすこしやわらかめですが、歯ごたえのある食感は残しつつ、歯ごたえのあるあま~いスイカが楽しめるとのこと♪

4月ごろから市場に出て、7月の上旬ごろが旬のピークといわれています!

スウィートキッズ

こちらの品種は、すこし遅めに旬を迎えるスイカで、6月の中旬から7月の末ごろまで楽しめるスイカとなっております!そんな茨城県産のこちらのスイカの魅力は、なんといっても甘み!

スイカ皮のぎりぎりまで甘くて、果汁たっぷりでとってもジューシーなので、スイカの美味しさを堪能できる品種です。

また、形はスイカ特有のあの丸々としたフォルムではなく、すこし楕円形。日本ではあまり楕円形のスイカを見かける機会は少ないので、めずらしいかもしれませんね!

小玉スイカの保存方法

大玉のスイカにくらべて、小玉スイカは冷蔵庫に入りやすいですよね。

でも、冷蔵庫に入れやすいからといって、大玉スイカと同様に小玉スイカも冷やしすぎは厳禁です。

冷やしすぎてしまうと、せっかくのスイカの甘さが薄れてしまって、本来の甘みが味わえなくなってしまいます。小玉スイカは比較的少人数で食べきれる大きさなので、食べる3時間前くらいに冷蔵庫で冷やしてから食べると、甘くて適度に冷えたスイカが食べられます!

冷蔵庫には入りやすい小玉スイカですが、冷やし過ぎは味を損なわせてしまうために、上手に冷やして美味しくスイカを味わってみてください。

<参考サイト>

①https://fruit-column.com/829/

②https://mi-journey.jp/foodie/40417/