【スイカにまつわる都市伝説】スイカの種を食べると盲腸になるってホント?

スイカには必ず入っているあの「黒い種」。

あなたはどうしていますか?ほとんどの人は食べながらペッと吐き出して食べていない方がほとんどかと思います。でも、中にはスイカの果肉と一緒に飲み込んでしまうという方も居たりしますよね。

迷信や都市伝説の類ですが、小さいころに、植物(野菜や果実)の種をそのまま飲み込んでしまうと身体の中で育ってしまうだったり、盲腸(病気)になるよ!と言われて育った方はいませんか?

でもそれって本当なんでしょうか?

(本当だとしたらとてもコワイですが・・・(笑))

今回はそんな都市伝説的(?)な内容について、詳しくクローズアップしていきましょう!

この迷信は一体どこから始まったのか

諸説ありますが、ことのはじまりはヨーロッパが発祥とされています。

最初はスイカの種ではなく、「ブドウの種を飲み込むと盲腸(虫垂炎)になる」という言い伝えがあったとのこと。なぜそうなるのかというと、飲み込んだブドウの種が腸に入ってしまい、消化されず、盲腸(虫垂炎)になってしまうと言われていたそうです。

そして、そのことが話継がれ、東洋に渡るときに、ブドウよりも馴染みのある【スイカ】の種にすり替わったと。なぁんだ!じゃあスイカの種を飲み込んでも大丈夫なんだ!

スイカの種を飲み込んでいた少数派の方もこれで安心ですね!(笑)

スイカの種には栄養がある

栄養があるのなら、食べたほうが得じゃないか!とスイカの種をそのまま飲み込もうとしている方がいたら、ストップ!

栄養があれど、そのまま食べてもなんと栄養は吸収されずに、そのまま体外に排出されてしまうそうです・・・。じゃあどうすればいいの?と思いますよね。

お隣の中国では日本よりも昔よりスイカが食べられていて、スイカの種を漢方薬として利用している方もいるとのこと。その場合はそのまま飲み込む!のではなく、すりつぶして粉末状にして利用するそうなのです。でもそのままの状態からすりつぶすのは少々力業になるので、フライパンなどで煎って、種がはじけたらすりつぶすのがいいのだとか!

日本で育つと、そういった知識はあまり耳にすることがないので、初耳でしたがどんな症状に効くんだろう?と疑問が出てきたので調べたところ、以下の情報が出てきました!

<生薬名>西瓜子仁
<効果>※効き目については個人差があるかと思いますが・・・
・イライラを鎮める鎮静作用
・血圧を下げる作用
・膀胱炎の症状を緩和する作用
・便秘を治す潤腸作用 等

こんなに万能なんですね!また、カリウムが多く含まれていて、利尿効果があり、むくみの緩和になりそうですね。

それに伴い、老廃物の排除を促す効果があるため、腎臓等にかかる負担を軽減してくれるとか!

あと、スイカの種に含まれる主な栄養素はたんぱく質・脂質・不飽和脂肪酸・食物繊維・ビタミンB6・葉酸・マグネシウム・銅・モリブデンが豊富とのこと。

とくに、ビタミンB6はたんぱく質の代謝を良くして、髪・肌・筋肉・血液などの細胞の生まれ変わりを促してくれる働きがあるので、女性にもとてもうれしいですね♪

スイカの種は食べても平気!

前述のとおり、スイカの種はどうやら食べても平気のようですね!しかも栄養があるとのことなので、むしろ食べたほうがいいかも?!

スイカの種の調理方法については前記事でもご紹介しておりますので、ぜひ興味のある方はそちらもご覧くださいね♪

<参考サイト>
https://macaro-ni.jp/30012(アクセス日:2020/07/24)
https://tomitoko.com/archives/10869(アクセス日:2020/07/24)
https://ameblo.jp/starsannomiya/entry-11899019849.html(アクセス日:2020/07/24)